無題(散逸)(K. 626b/15)
de Wolfgang Amadeus Mozart

無題(散逸)(K. 626b/15)は、現存する楽譜が確認されていない、ケッヘル目録の補遺項目である。調性、編成、作曲年代、作曲地はいずれも特定できず、この作品の真作性にも疑いがある[1]。
判明していること
ケッヘル目録では、K. 626b/15は題名のない散逸作品として簡潔に記録されているにすぎず、ジャンルや使用楽器、さらにはおおよその成立時期を推定できるような、現存するインキピット(冒頭小節)や自筆譜に関する記述も伝わっていない[1]。そのため、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)への帰属は確実とはいえず、記載自体が紛れ込んだ参照情報である可能性、モーツァルトの名と結び付けられてきた断片が誤って伝えられた可能性、あるいは出所不明のまま追跡不能となった資料である可能性がある。
番号がレクイエム ニ短調 K. 626の近傍に置かれているとはいえ、目録の当該項目それ自体から、レクイエムや、ウィーンにおけるモーツァルト最晩年(1791年)との音楽的・文書的な関連が示されるわけではない[1]。
音楽内容
K. 626b/15については音楽テキストが現存せず、標準的な参考資料の一覧にもインキピットが伝わっていない。したがって、一次資料にもとづいてその音楽的性格、演奏編成、様式的特徴を述べることはできない[1]。
[1] Wikipedia — Köchel catalogue: table entry listing “626b/15 Untitled (lost)” among supplementary/lost items