K. 307

ハ長調のアリエッタ《Oiseaux, si tous les ans》(K. 307)

par Wolfgang Amadeus Mozart

Miniature portrait of Mozart, 1773
Mozart aged 17, miniature c. 1773 (attr. Knoller)

モーツァルトのフランス語によるアリエッタ《Oiseaux, si tous les ans》(K. 307)は、独唱と鍵盤のために書かれた、簡潔で端正な小品である。作曲は1777〜78年、21歳のモーツァルトがマンハイムに滞在していた時期にさかのぼる。規模は控えめながら、パリ行きを目前にしたモーツァルトの国際的な志向を物語る記録であり、精妙なテキスト描写と調性のニュアンスが凝縮されたミニアチュールでもある。

背景と文脈

モーツァルトがマンハイムに滞在した数か月(1777年末から1778年初めにかけて)は、職業的期待がひときわ高まった時期だった。彼は職を求め、同地が誇るオーケストラ文化を吸収し、影響力ある音楽上の交友関係を築いた。彼を迎え入れた家庭のひとつが、マンハイムの重要な音楽一家であるヴェンドリング家である。モーツァルトはその娘——書簡では「Mlle. Gustl」(エリーザベト・アウグスタ・ヴェンドリング)と呼ばれる——のためにこのarietteを書いた。同時代の研究的記述は、《Oiseaux, si tous les ans》(K. 307)とその姉妹作《Dans un bois solitaire》(K. 308)をこのサークルに結びつけ、フランス語の歌詞を、パリとその嗜好に備えるモーツァルトの準備の一環として解釈している [3]

こうした観点から見ると、K. 307が注目に値するのは「大作」の傑作を予告するからではなく、ジャンルと言語の選択においてモーツァルトが戦略的に思考していたことを示すからである。フランス語による独唱歌曲は彼の創作の中心ではない。ゆえにK. 307は、むしろ稀少な実験として際立つ——オーストリア=ドイツ圏やイタリア圏にとどまらぬ様式的流暢さを示そうとする作曲家が携えた、優雅で持ち運び可能な名刺のような作品である [3]

詩と作曲

テキストは渡り鳥への呼びかけ——「Oiseaux, si tous les ans…」——で始まり、牧歌的な観察から、すぐに含意された人間的な教訓へと向かう。鳥たちの「運命」は、花の季節にしか愛することを許さない。だからこそ彼らは、「afin d’aimer toute l’année」(「一年中愛するために」)春を別の土地に求めるのだ。近年の参照資料は詩人をアントワーヌ・フェラン(1678–1719)とし、本作を声楽とピアノ(あるいはclavier)のための歌曲として伝えている [1]。作品はハ長調のK. 307(K\N{SUPERSCRIPT SIX}. 284d)としてカタログに登録され、1777〜78年にマンハイムで作曲された [2]

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小ぶりな寸法そのものが魅力の一部である。単一楽章で長さはおよそ1〜2分、声部は公的なヴィルトゥオジティの誇示よりも親密な演奏に向けて設計されている [1]。しかし、このミニアチュールにおいてさえ、モーツァルトの付曲は入念に「作曲」されている(実質的には通作的)。素朴な描写から、愛が運命によって冷ややかに制限される局面へ——詩の転回を音楽で形作っている。

音楽的性格

概観すると、K. 307はハ長調の優雅なAllegrettoで、鍵盤パートは和声的な伴奏にとどまらず、詩のイメージと修辞に積極的に関与する。とりわけ示唆的なのが「mais votre destinée」の箇所である。モーツァルトは(属七の)和声的な衝撃を用意し、その後「ne vous permet d’aimer / qu’à la saison des fleurs」という行で、長調の表面を一瞬、短調の色合いへと冷え込ませてから、思考が先へ進むのに合わせてハ長調を回復させる [3]。効果は微細だが鮮烈で、快い情景が突然「制限」という影に覆われる。

さらに際立つのが、あからさまな語り絵(ワード・ペインティング)のひと筆である。曲の終盤、鍵盤が短い「鳥の呼び声」の音型(きわめて小さな擬音的閃き)を導入し、モーツァルトは結びで「toute l’année」と愛することをうたう最終行を自由に反復して、詩の肯定を強調する [3]。演奏においてこの反復は、歌い手が事実を述べるというより願いに留まっているかのように感じられることがある——一見牧歌的な小唄が、心理的な小情景へと変貌するのである。

オペラや協奏曲といった定番の枠を越えてモーツァルトを聴きたい人にとって、《Oiseaux, si tous les ans》は、21歳の作曲家の姿を垣間見せてくれる魅力的な一篇である。社会的感覚に鋭く、言語にも柔軟で、わずか1分ほどの中に劇的対比を圧縮する力をすでに備えている。

[1] IMSLP work page with key data (K. 307 / K9.284d), language, poet attribution, dedication, instrumentation, and dating range.

[2] Internationale Stiftung Mozarteum (K1chelverzeichnis) entry for K. 307 with authoritative catalog identification.

[3] Paul Corneilson, “A Context for Mozart’s French Ariettes,” *Current Musicology* (PDF): discusses K. 307’s Mannheim context, Wendling circle, text, and musical details (minor-mode shift, bird-call figure, repeated final line).