K. 458a

弦楽四重奏のためのメヌエット 変ロ長調(断片)K. 458a

de Wolfgang Amadeus Mozart

Unfinished portrait of Mozart by Lange, 1782-83
Mozart, unfinished portrait by Joseph Lange, c. 1782–83

モーツァルトの弦楽四重奏のための《メヌエット 変ロ長調》(断片)K. 458aは、ウィーンで書かれた短い未完のスケッチとして、作曲者自筆譜1枚(単独の葉)に残された。規模は小さいものの、1780年代半ばの成熟期の四重奏書法にきわめて近い響きの世界に位置づけられる——舞曲のレトリックが研ぎ澄まされ、真の室内楽的対話へと転化していく音楽である。[1]

判明していること

現存するのはこのMenuettoの断片のみである。国際モーツァルテウム財団のケッヒェル目録(Köchel-Verzeichnis)の項目では、1784年付の自筆資料として、片面に書かれた1枚の紙葉からなり、「Menuetto Allegrett°」と記されていると説明されている。[1] 編成は弦楽四重奏(ヴァイオリン2、ヴィオラ、ヴィオロンチェロ)であることが明記され、作品は未完に分類されている。[1]

記譜が断片的であるため、現代の演奏(試みられる場合)は通常、校訂者による補筆や再構成に依存する。現存する1ページからは、モーツァルトの完成した四重奏曲に見られるような、演奏可能な完全なMinuet and Trioは伝わらない。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)への帰属は、モーツァルテウムのカタログでは確実なものとして扱われている。[1]

音楽内容

資料記述から確実に推し量れることは多くないが、要点は明確である。これはAllegrettoと指定された変ロ長調のメヌエットで、4つの弦楽パートをスコア形式で記したものである。[1] 実際、この組み合わせが示唆するのは、単なる「踊りの旋律」というよりも、凝縮された室内楽的テクスチュアとして構想された楽章だという点である——まさに1780年代半ばのウィーンにおいて、モーツァルトが均整の取れたフレーズ対称性を、内声の会話的な動きによって活気づける様式へと磨き上げていった、その舞台である。

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[1] International Mozarteum Foundation (Köchel-Verzeichnis): KV 458a — work entry with authenticity, dating, key, instrumentation, and source description (autograph, 1 leaf; “Menuetto Allegrett°”).