ハ長調の器楽曲(断片)K. 682
de Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの《ハ長調の器楽曲》(K. 682)は、わずか2枚の紙片に記された短い未完の断片で、ケッヒェル目録では種類の確定しない「舞曲アンサンブル」と関連づけられている。作曲時期は一般にモーツァルトのウィーン時代(1781〜1791年)とされ、26歳の作曲家が新たに同地に拠点を築き、社交舞曲のための音楽と意欲的な演奏会作品を並行して書いていた1782年頃に位置づけられることが多い。[1]
現在わかっていること
K. 682は断片のみが現存する。自筆譜の短いスコア/スコア断片で、「Partitur: 2 Bl. (3 beschr. S.)」(2枚、記譜のあるページは3)と記述されている。[1] この作品は現存しているものの、明確に未完として伝わる。[1]
同項目では、この断片をスケッチ用紙(Skb 1782γ)と関連づけ、モーツァルトのウィーン時代の作品として大まかに位置づけている。ただし、より具体的な作曲の機会や用途、演奏者編成については、「おそらく舞曲アンサンブルのため」という示唆を超えて確実な記録はない。[1][2]
音楽内容
残存する資料がきわめて小規模で、記述上も編成が確定していないため、K. 682は作業用の草稿として理解するのが適切である。ハ長調による実用的な音楽のアイデアで、1780年代初頭のウィーンでモーツァルトが常々供給していた、公的あるいは半公的な舞踏の場を想定していた可能性がある。原稿の短さと未完という状態が示すのは、完全な一楽章ではなく、部分的な音楽的着想が残っているということだ。素朴で機能的な様式をうかがわせるには十分だが、まとまった舞曲セットを確信をもって復元できるほどの材料はない。[1]
[1] Internationale Stiftung Mozarteum, Köchel-Verzeichnis entry for K. 682 (status, key, dating range, source description: autograph score fragment on 2 leaves).
[2] Internationale Stiftung Mozarteum, Köchel-Verzeichnis entry for Skb 1782γ (associated sketch sheet; autograph, dated 1782).