《ラ・シャス》(断片) イ長調 K. 320f
볼프강 아마데우스 모차르트 작

モーツァルトの《ラ・シャス》(断片)(K. 320f)は、イ長調による短い未完の管弦楽曲で、作曲者が22歳だった1778年5月から7月にかけてパリで草稿が書かれた。現存するのは自筆総譜の一枚(1葉)だけだが、狩りを題材とする作品に結びついた、明るく屋外的な語法で書かれていたことをうかがわせる一方、想定された劇的な上演の場面はなお判然としない。
判明していること
国際モーツァルテウム財団は《ラ・シャス》を真正作ではあるが未完の「管弦楽のためのイ長調の器楽楽章」として目録に収録し、作曲地はパリ、時期は1778年5月〜7月としている。[1] 現存資料は1葉(記譜された2ページ)から成る自筆総譜で、冒頭に「// Chaße //」と記されており、当初構想されていた舞台音楽のごく一部のみが伝わっていることを示している。[1]
自筆譜に示される編成は古典派らしく祝祭的で、フルート2、オーボエ2、ホルン2、弦楽(第1・第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)から成る。これは屋外の色彩感や、合図のようなホルン書法にうってつけの音色である。[1] しかし題名以外に、関連する芝居・パントマイム・バレエの筋書きを確実に特定できる情報は主要な目録記録には伝わっておらず、この音楽が劇中で担っていた具体的な役割はいまだ不明である。[1]
音楽内容
断片とはいえ、題名は18世紀後半の chasse(狩り)トポスを指し示す。すなわち、生き生きした運動感、明快な周期的フレージング、そして呼び声や狩りの喧騒を想起させるホルン主導の身振りである。とりわけ明るい木管に対置される一対のホルンという書法は、1778年にパリでモーツァルトが吸収し磨き上げていた公共性の高い管弦楽の響きの世界に、この断片を近づける。同じ滞在中には《「パリ」交響曲》K. 297/300aも生まれている。[2])
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[1] International Mozarteum Foundation (Köchel Catalogue Online): KV 320f “Instrumental movement in A for orchestra ‘La chasse’” (dating, autograph description, instrumentation).
[2] Wikipedia: Symphony No. 31 (“Paris” Symphony), K. 297/300a (context for Mozart’s Paris stay in 1778).




