K. 4

ピアノのためのメヌエット ヘ長調(K. 4)

by Wolfgang Amadeus Mozart

カルモンテルによる1763–64年のモーツァルト一家の肖像
カルモンテルによる1763–64年のモーツァルト一家の肖像

作曲と背景

モーツァルトの ヘ長調のメヌエット K. 4 は1762年5月11日にザルツブルクで作曲され、当時ウォルフガングはわずか6歳だった。これは彼の最初期の作品の一つで、父レオポルトが姉ナンネルの音楽帳(「Nannerl Notenbuch」)に、モーツァルトの他の最初期の小品(ケッヘル1–5)と並んで書き留められている。家族の回想によれば、幼いウォルフガングは5歳のころクラヴィーアで小さな楽想を拾い、レオポルトがそれを几帳面に書き留めたという。この愛らしいメヌエットは当初チェンバロのために意図され、素朴な舞曲として、宮廷風の様式の中に芽生えつつあった神童の音楽的才能を垣間見せている。

形式と音楽的性格

いわゆるメヌエットであるこの曲は、優雅で気品ある性格を備えた3/4 拍子の舞曲である。構成は二部形式で、2つの短い部分からなり(それぞれ反復される)。終わり近くで冒頭主題が回帰して、丸みのあるA–B–Aの構成感を生む。旋律は小さなモチーフと流麗な分散和音から築かれており、父レオポルトの音楽や、彼が触れていたG. C. ヴァーゲンザイルらの作曲家の影響を思わせる率直な書法で記されている。単純ながら、このメヌエットにはさりげない洗練があり、中間部では一時的にヘ長調を離れて(短調にも触れつつ)、やがて音楽は優雅に本来の調へ戻って解決する。こうした小さな工夫が、もともと初歩的な小品に色合いと魅力を添え、最初期の作品においてさえモーツァルトの創意を際立たせている。

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